今日は長文。TPPとアメリカ的世の中と基礎代謝量

今日の新聞の一面はTPPのオンパレードですね。

TPP、あらためて言うと「環太平洋戦略的経済連携協定」の略称だそうで、「Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement」が正式なお名前みたいです。
ある意味、そのまんまの日本語ですが、「太平洋とその周りに位置する国々(Trans-Pacific)で戦略的な(Strategic)経済的(Economic)提携(Partnership)の協定(Agreement)」を決めましょう、ってことみたいですね。

ただ、個人的には、Partnershipは提携という意味以外に、「英米法において2名以上の者が金銭・役務などを出資して共同して事業を営む関係」という意味があって、どちらかというと、この意味合いで理解した方が解りやすいような気がします。それにもAgreementも「合意、承諾」といった意味の方がなんとなく合致するような感じがしますよね。

いろいろと難しいことはよく分からないんですけど、「このTPPに参加した太平洋周辺の国々は経済的な国境を撤廃することにしましょう。でも、いきなり全ての国の制度やルールを統一するのは無理ですから、少し時間をかけて、各国の制度やルールのデコボコを修正していきましょう。」ってことだと思ってます。

見極める目と自己判断

いろいろなメリットやデメリットがあると思うんですが、極めて主婦的発想からすると、「安い牛肉や豚肉が買える一方、そのお肉が安全なモノなのかどうか、見極める目を自分で持ってないとダメ」ってことだと思います。

私達は、やっぱり、お国だったりお国が作った組織だったり、そういったところが定めた「品質規格」っていうものがあって、その「品質規格」も「国民にとって良いモノを提供するための正しい規格」であって、それに合格したものだから安心して食べていいだろう、使っていいだろう、っていう意識があると思います。

でも、私達って、その「品質規格」が、具体的にどんな規格なのか、って正直、調べてないですよね。
ちょっと前にあった食品偽装表示とか、テレビニュースになったり、何かの雑誌で取り上げられたりすれば、その時はちょっと興味を持って見ちゃったりしますけど、基本的なスタンスとしては受け身、なんですよね。

まあ、「私達、税金払ってるんだから、そのくらいちゃんと行政で規格作ってやりなさいよ。当たり前でしょ。」ってことだったんですけど、これからは「いやいや、これ我々だけじゃどうにもならなくて、アメリカやオーストラリアと妥協できた規格がこれなんですよ。」(by 日本の行政)って言われるようになっちゃうんですよね。
具体的にそんな話が出ているのが、遺伝子操作をした農作物を使っているかいないか、っていう表示に関することみたいです。米国では別に遺伝子操作をした農作物だろうが何だろうか、食品としての安全に関係ないから表示する必要はない、ってことらしいんですけど、日本では遺伝子操作をした農作物を使っているならちゃんと記載するってことになってるんですよね。そして、この遺伝子操作の有無の表記はいずれは無くなっていく、、という具合のようです。

う~ん、ちょっと微妙ですよね~、主婦としては。。

一方、個人的にはもう絶対に子供達を連れて行きたくないマクドナルドで使ってて、日本では規制すらされそうもない、超危険なトランス脂肪酸の発生源になる油の食品への使用ですけど、アメリカでは2018年に全面禁止されることが決まっています。

どっちが良くて、どっちが悪いのか、というお話よりも、結局は、自分で判断しなきゃならない、ということになるんだと思います。
今までは、ちょっと他人任せ(お国任せ?)だった私達、安心安全はタダ(正確には税金でまかなっていた?)だと思っていた私達が自分で意識を変えて、行動も変えていかないとダメということなんですよね。

でも、こんな美味しいお肉さん達が、TPPのおかげでもっと手頃な価格で食べられるようになると思うと、いいものをキチンと見極める力をつける前に、単純に嬉しくなってドンドン食べちゃうかも。(人生カウントダウンに入ったアラフィフには、安くて美味しいモノが食べられるなら、多少のリスクはかまわないわ。笑)

アメリカ的な世の中へ

食べ物は身近な問題ですけど、アメリカでは当たり前の自由診療とかがドンドン導入されてきて、医療の分野でも提供される「質」と「価格」のバランスを見極める力が必要になってくることになると思います。
「あそこの先生のところのセラミックの刺し歯はちょっと高いけど上手いわよ。あっちの先生のところは安いけど下手くそだからやめた方がいいわ。」なんていう会話が、ごく当たり前になっていくんでしょうね。

保険適用外のセラミックの刺し歯なんていうのは、比較的、私達の年齢だと話題になりやすい面もあるんですけど、こういう話題が、先生の技術、端的にいうとメスや道具(胃カメラとか)を使う医療全部におよぶことになってくるんだと思います。

そうです、まさにアメリカ的になるということでして、お金がある人はドンドン良いモノを獲得できて、お金がない人はどうにもならなくなっていってしまう、というアメリカ的世の中になっていくということです。
今でもお金の有無によって社会的格差が発生してしまっているのが現実ですけど、もっと世知辛い世の中になっていくのかもしれません。

「人はお金があれば幸せになれるわけではないけれど、不幸からは遠ざかることができる。」っていう言葉があるみたいですけど、まさにそのとおりになっていくんですよね。

なので、お金は無いよりもあった方がいいことは間違いないはずなので、これからはやっぱり「お金を銀行に預けておくだけじゃダメ」ってことなんだと思いますし、私はそう思ってますので、欲張りと言われるぐらい、いろいろな資産運用方法を試しています。

TPPでアメリカ企業が脅威なら、逆に投資に活かしちゃう

今回のTPPも「自動車など日本が優位な分野は別として、さまざまな分野でアメリカの企業ばかりが儲かることになる。」とか「日本の農家には壊滅的な打撃になる。アメリカの農業関連企業が一気にやってくる。」というお話を伺いますが、ならば、そんな米国の企業の株式を買えばいいわけですよね。
ある意味、こんなに分かりやすい話もないわけです。

さきほど話題に出した遺伝子操作をした農作物の種子や除草剤、農薬の大手である「モンサント」ですとか、世界最大の食肉生産企業で、米牛肉の輸出で最大企業である「タイソンフーズ」などの銘柄に投資すればいいわけです。
もちろん、私達に身近な「サカタのタネ」など、日本の農業関連銘柄が上昇することも期待できますよね。

さらに言えば、TPPは金融サービスの分野にも適用されますので、今まで日本人が投資するためには海外の銀行や証券会社の口座を作らないとダメだったような金融商品にも手軽に投資できるようになると思います。

かくいう私も、一時は「HSBC銀行の口座開設ツアー」に参加して、HSBC銀行の口座を作り、海外の金融商品に投資したい、と思っていましたが、そんな金融商品にも、やがて手軽に投資できるようになると思います。
具体的には米国の個別REITを購入したかったんですけど、もうあと数年もすれば自由に購入できるようになると思って、それまではちょっと購入手数料と信託料が高めですけど、たこ足配当の危険性がない財務内容がしっかりした高配当のUSリートファンドなどをNISA口座の枠を使って買っていくつもりです。

その他にもいろいろと投資する機会は増えると思いますけど、基本的にTPPは米国企業に恩恵がある、っていう風に言われてますから、だったら米国株を買っていけばいいと単純に考えている私です。

40代以降は基礎代謝量がポイント

そんな、TPP合意の前夜!?の昨日は、会社での下期社長ヒアリングなんていうイベントが無事に終了して、一段落。一週間ぶりにフィットネスジムでランニングマシンとプールで汗を流してきました。
そこそこしっかり運動したんですけど、なんとも心地良い疲労感を久しぶりに感じることができました。
今日はスタジオの方でヨガのレッスンがあるので、今日はヨガのレッスンを受けてこようと思ってます。

身体のガタつきが表面に出てくる歳になってきていますし、やっぱり腰回りや下腹のお肉?脂肪?を減らすためにも、体幹を鍛えるヨガはいいらしいです。硬い身体で参加するのはちょっと気が引けるんですが、そこはおばさん独特のすうずうしさを発揮して、続けてみようと思ってます。

40代を超えた女性のダイエットには筋肉トレーニングが必須なんだそうです。
なぜかと言うと、40代になると筋肉量が落ちて、基礎代謝量が落ち、結果として脂肪がつきやすい(燃焼されにくい)身体になっていくからだそうです。
若い女性は男性に交じってジムのマシンコーナーでいろいろとトレーニングをしていますが、なかなかそこまでずうずうしくなれないおばさん世代は、基礎代謝量を落とさない(できれば増やしたい)ため、体幹を鍛えるヨガとかが最適なのかもしれないですよね。

自宅でもストレッチとかヨガのポーズとかできそうなヨガマットも買っちゃおうかな。(笑)
Amazonで見てみたら、けっこう安いし(2000円しない)、関東への配送料も無料でした。

 

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