リラックマな株の先生のお話と今年最初の忘年会

昨日12月1日は、一番早い不動産投資家さんの忘年会に参加してきました。

この忘年会の幹事をされていた方が私が尊敬する株式投資家さんでしたので、昨日はしっかりとその方の正面に陣取っていろいろとお話を伺いました。

昨日のことを忘れないうちに備忘録も兼ねて書き残しておきます。

先生の投資スタイル

【日本株投資の前提】

  • 人口が減少していく日本は、景気の浮き沈みがあるとはいえ、後退していくのが大きな流れ。
  • 中小型株など成長する企業は沢山あるが、日本のマーケットで勝負している限り、他社のシェアを奪っているに過ぎないのでいずれ成長は限界点に達する。
  • 不動産投資家はすでに不動産をロングしている訳なので、株式でもREITや不動産株を保有しているのはあまりに不動産にロングしすぎている状態だと認識した方がいい。
  • 機関投資家が買う大型株についての情報量は、個人は絶対に機関投資家に勝てないことを忘れない。

【投資手法】

  • 同じ業界で最も強い企業と最も弱い企業(例えば、自動車業界でのトヨタと三菱や銀行業界での東京三菱UFJと某地方銀行など)を選択し、最強企業をロング、最弱企業をショートする。
  • 強い業界の強い企業をロングして弱い業界の弱い企業をショートするのもあり。
  • ロングとショートの比率はその時のマーケットの状況を鑑みる。今の状況(強気相場)だとロング100対ショート50ぐらいのイメージ。
  • 内需系小売企業は成長著しくも、国内マーケットに終始するのであれば、いずれ限界点がくることを意識して利確する。(競合とのシェア奪い合いが終了すれば成長はそこが限界点という認識が基本)
  • 割安放置株を見つけたら、いつ上昇するか分からないけれど持っていればいずれ修正は入ってくる。

ざっくりとこんな感じでしょうか。

株式投資をしていく上での留意点

一番強調されていたのは、マーケットがショートに向かうと非常に速度が速いことロングとショートを建てながらその時々の景気の動向に合わせて比率を変えながら取引をしていく、っていうことでしょうか。

「やっぱり、常に買い(ロング)のみという投資のやり方はどうかと思います。」と言っていたのが、とっても元プロっぽいお話でした。

今年は、三菱自動車の燃費計算不正の話やトランプラリーが始まってからの大手銀行の大幅上昇などで、かなりいい成績を残されているようでしたが、「まあ、いつもこんなに上手くいくわけじゃないんですよ。」と謙虚気味におっしゃっておりました。

株の先生と私が意見を同じくしたのは、今の不動産市況は必ず崩れていくことになる、という点につきましたので、最近、なんとなく収益物件の成約利回りも上昇(つまり取引価格が下がってきている)している傾向もあり、タイミングを見てレオパレスとか大東建託などをショートしていくのもいいかもしれません。

あと、「不動産投資家は収益不動産を融資を使って保有している訳なので、株式投資をするなら不動産関連以外の企業に投資をしないと、あまりに国内のひとつの業界に特化してロングしていることになるので注意が必要です。」ともおっしゃってました。

これは本当にもっともなご意見です。

個人的には、現物不動産での投資はレジデンス系なので、REITで保有しているのは物流倉庫系(ラサールロジポート投資法人)とオフィス系(インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人)と3つの系統に分けて投資していたつもりですが、少し再検討した方がいいのかもしれませんね。

いずれにしても、ロングとショートを建てて常にマーケットに向き合っていることのできるポートフォリオを組んでいらっしゃるようで、そういった点がまさに元プロフェッショナルといった感じでしたね。
見た目はホッコリとしたリラックマみたい感じなんですけどね~)

昨日のリラックマ先生のお話はいつもながら参考になりました。

投資スタイルのアドバイス

いろいろとお話をさせて頂くなかで、「機関投資家が手を出さない中小型株、時価総額が100億円に満たない企業で、財務内容が良く、成長が見込めるっていう感じのものを拾っていくのは、個人投資家のスタイルとしてはいいと思いますよ。」とおっしゃって頂いたので、そんな先生の話の内容も組み入れながら今後の投資スタイルを確立していきたいと思います。

いいニュースが連続している保有REIT

ちょっと悩ましいのは現在保有しているリートをどうするか、なんだったりするんですけど、そんな時に限ってラサールロジポート投資法人の川越ロジスティックセンターの話に加えて、インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人のこんな分配金の上方修正のリリースが出てくれちゃったりしています。

今の株価を考えると完全に6%超の利回りになりますから、これはなかなか良いですよね。

とはいえ、リラックマ先生が言うように景気が悪くなればこういうオフィス系の賃料が真っ先に落ち込んでいくから、何とも言えないわよね~

ダイイチとkeeper技研の月次リリース

あと、北海道でスーパーを展開しているダイイチとカーコーティングのkeeper技研の月次がリリースされていました。

ダイイチは既存店計も全店計も対前年比で100%超えをしているので安心していいと思っています。

今日の終値でPBR0.67倍、PER3.45倍で、株主優待(100株以上:1,000円のVJAギフトカード)もありますから、ゆっくりとした成長と株価の修正がやってくるのを優待を貰いながら気長に待っているという感じがいいんでしょう。

Keeper技研の方も直営のキーパーラボだけの状況にはなりますが、全店、既存店とも対前年比100%超えを2か月連続で回復して、今月の伸びは2桁の伸びとなっていますので、株価は少し低迷していますが、成長はしっかりしてくれていると思っています。

来週にはトリドールの月次もリリースされると思いますので、低迷している株価に喝!を入れてくれるような内容だったいいな、と思っています。

さて、今夜は注目の米雇用統計ですね。

どんな数字が出てくるか見ものですけど、月に一度のお祭りみたいなものなので、24H365日VPSで稼動させているトレードシステム(MT4)にサブ設定をしてドル円かユーロドルあたりでお小遣い稼ぎをしようと思っています。


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やまちゃん