Categories: 日本株芝浦電子

北の嵐と一気に主力となった銘柄

北朝鮮リスク、何だか凄いことになってますねぇ。

昨日の新興市場の下げ幅はかなり大きいものだと思ってましたけど、とある外資系金融にお勤めの方に言わせると「そんなストップ安に張り付きっぱなしってわけじゃないから想定内の動きでしょ」って言ってたのが印象的でした。

でも、それって外資系金融の人たちがやってる海外株の話なんじゃないの!?なんて思いつつも、「そっかー、本物の暴落ってもっと凄いんだ。」って言っておきました。
日本の新興市場って個人投資家の信用取引が多いんだと思ってまして、昨日の下落は、個人の人達が信用で買っている玉の損切りが主要因なんじゃないでしょうか。

今、これ書いている時間は10時前なんですけど、今日の始りも相当、下の値から始まってませんか?
昨日と今日で、追証になっていらっしゃる方もいると思いますので、今度はその追証のお金を作るためにまた追加で保有銘柄を売却する、っていう流れになっていくんでしょう。

今月の新興市場銘柄は、月足チャートで大きな陰線をつけるか、それとも大きな下ひげ陽線をつけるか、で今後の株価のトレンドが変わってきそうな気もしています。

芝浦電子の利確と追撃

今週になってビュービューと北の嵐が荒れ狂う前、先週に新規で購入した芝浦電子ですが、購入してからあれよあれよという間に株価が上昇してくれちゃいまして、2日後にいきなり4300円まで到達したのでさすがに3分の1を利益確定させて頂きました。

前回の記事にも書きましたけど、「業界トップ」、「特許あり」、「世界標準になっている製品(しかも部品)あり」、「株価の指標も割高感なし」、「自己資本比率70%オーバー」、「EPS(実)235円、EPS(予)305円」なんていう感じですから、今日の大幅下落で追撃しちゃいました。

はい、朝一番の価格で買えてないところが素人っぽいところなんですけど、この3800円ちょうどで追加購入させて頂きました。(売却した分よりもちょっと多めです。)

芝浦電子のサーミスタが使われるモノ

私の主力銘柄のうちの一つに三機サービスがありますけど、こちらの会社はパナソニックの空調機器の保守・メンテがメイン業務です。
三機サービスは空調機器の保守・メンテから、その機器が設置されている店舗・ビルの管理業に進出して、さらに管理している店舗・ビルの警備業まで進出して、事業ドメインを広げている成長企業なんですよね。

ただ、一番最初の私の取っ掛かりって、パナソニックが空調機器事業を東南アジアを中心とした海外拡大施策を展開していく中で、三機サービスもそれに追随して海外のパナソニックの空調機器を保守・メンテするっていうお話があったからなんです。

私の中では、

<経済成長著しい東南アジアの国々は基本的に高温・高湿度の国>

⇒経済が成長してくればエアコンは絶対欲しくなる

⇒東南アジアでの空調機器はまだまだ多くの拡大余地がある

⇒パナソニックの空調機器も拡大するし、それを保守・メンテする会社も成長できる

っていうストーリーでした。

それを踏まえて、芝浦電子のサーミスタが使われるモノと今後の事業展開の資料がこちらなんですけど、「新興国の空調・家電」っていうのが、私の目には飛び込んできたんですよ。

私、先日、タイに行ってきたって書きましたけど、タイだけ見たってバンコクはもちろん、ちょっとバンコクから離れたエリアの一般的な住宅でエアコンがないお宅ってまだまだ沢山あるんですよね。

となると、さっき「世界標準になっている製品(しかも部品)あり」って書きましたけど、芝浦電子のサーミスタって、パナソニックとダイキンが東南アジア地域でエアコンのシェア争いをして、どっちが勝った負けたってやってても、どっちの製品にも部品として使われている芝浦電子は、全然、関係なく成長出来ちゃうわけですよ。

もちろん、サーミスタという部品の分野でも競争はあると思いますけど、少なくとも国内業界トップのサーミスタのメーカーで、国内の空調機器メーカーが東南アジアや他の新興国に事業拡大していくなかで、とっても大きな恩恵を受けることのできる企業だと思ったんですよね。

おまけに、自己資本比率70%超なんていう健全すぎる財務内容ですから、今回の新興市場の大幅下落で一気に主力銘柄の仲間入りをしてもらいました。


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